皆さんこんにちは。AAの内藤です!
今回は詩についてお話ししようと思います。
「詩」と聞くと共通テスト模試の記憶が蘇る…!!嫌だ!!
という人もいるかもしれません。
今は一旦忘れてください!(笑)
詩は、国語の問題には向いていないと私は思います。
受け取った人の数だけ解釈があって良い文学ですから。
「この時作者の子どもが亡くなったばかりだから…」とか、「このオノマトペは別の詩人の影響を受けていて…」とか、難しいことは抜きにして、「ほお!なんか良い!」「むう…よくわかんない」くらいの感じ方で良いのです。
(それでも試験に出てしまったら解かなきゃいけないので頑張りましょう…)
まずは詩に親しみを持って触れてみることが肝要。
私のおすすめを紹介します。
・中原中也「一つのメルヘン」
この詩は、中也の友人で評論家である小林秀雄が絶賛した詩の一つです。
秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射しているのでありました。
これは第一連の抜粋です。
陽がさらさらと射している、というのが秀逸な表現だと思いませんか?
中也の詩はネット上で無料で読めるので、続きが気になる人はぜひ調べてみてください。
さらになぜ「一つのメルヘン」という題をつけたのかも考えてみましょう。
これについては小林秀雄も「中原中也の思い出」の中で自分の解釈を述べています。
他にも勧めたい詩はたくさんあるのですが、今回はこの辺で!
詩に興味が湧いた人は是非詩集を一冊買ってみてください!!