2024年5月28日火曜日

物理学の面白さpart22

みなさんこんにちは。AAの佐藤です。
今回は実験レポートのめんどくささについて話します。
高校生の方々は課題としてレポートが出されるという機会は滅多にないですよね?あったら驚きなのですが、、、。
私は完全に物理屋の人間なため物理の実験しかしたことがありません。(化学系の実験について興味があれば、理子さんに聞いてみてください。)これまでどのような実験をしてきたかというと、簡単なものでは、
「減衰振動の実験」(1年次):抵抗がはたらく物質を振動させたとき、どのように振る舞うかの観察実験

「プランク定数の測定」(2年次):量子力学の基礎的定数である、プランク定数を、電子の運動エネルギー(どれだけのエネルギーを持っているか)を測定することでプランク定数を決定する実験

「超伝導の実験」(3年次):実際に超伝導を起こす物質を作り、その物質を液体窒素で-200℃ほど冷却することで、超伝導状態で起こる現象(リニアのように浮く現象など)を確認する実験

上記のものは各学年で行ったものを一つあげただけですが、他にも15個以上の実験をしてきました。
さて、ここでクイズです♪
実験をするとその都度、実験レポートを書きます。どれくらいの分量(人によって異なるが平均として)を書くでしょう?
① wordで3ページ分
② wordで10ページ分
③ wordで20ページ分
④ wordで30ページ以上

正解は③です。実験の内容によっては当然、30ページ以上書くものもありますが、基本は20ページ程度です。文字数で言うと、15000文字ほど。これだけの分量を、3週間に1回のペースで提出しなければなりません。理系大学生って結構大変なんですよ。なお、私の学科はこれでも結構楽だと分類されるところなため、やばいところはこれよりも遥かにやばいです。

理系に進もうと考えているそこに君、忙しい大学生活を送ることはもはや必然です。ですが、当然楽しいこともたくさんあります。頑張って勉強して理系の道を突き進みましょう!