2021年10月31日日曜日

日本近代文学はいいぞ。その3

皆さんこんにちは。AAの内藤です。

今日は2021726日のブログ、「日本近代文学はいいぞ。」の第3弾をやっていきたいと思います。

さて、第2弾では中原中也と小林秀雄の三角関係についてお話しました。

今回は芥川龍之介とその師夏目漱石について書きます!!

 

芥川は東大の仲間、菊池寛や久米正雄らと共に第4次新思潮を発行しました。

そこに載せた「鼻」が漱石の目に留まったのです。

「ああいうものをこれから二三十並べて御覧なさい。文壇で類のない作家になれます。」

夏目はそう絶賛する手紙を芥川に出しました。

この出会いから1年とたたずに夏目はこの世を去ってしまうのですが、芥川にとってその後の人生を左右する重要な出来事でした。

それまで、芥川は仲間内ではそんなに評価されていませんでした。

それでも漱石からの励ましによって作家の道を進むことに決めたのです。

 

「どうぞ偉くなって下さい。しかしむやみにあせってはいけません。ただ牛のように図々しく進んで行くのが大事です。」

 

漱石から芥川への手紙の中で一番有名な部分です。

受験勉強を頑張る皆さんも、焦らず、牛のように進んでいきましょう。