2018年7月8日日曜日

坂口式現代文学習

 

こんにちは、AAの坂口です! 
今回は、タイトルの通り僕の現代文の勉強方法について書いていこうと思います。
 
 
まず初めに断わっておきますが、
現代文の勉強でこれだけはやっておけば間違いない! 
なんて素敵な勉強方法はありません
 
そんなものがあったら、本を出して印税で悠々自適な生活を送れますので
是非僕に伝授して下さい。
 
 
冗談はさておき、本題に入ります。現代文の勉強と言いますが、
まずはどのような能力が必要なのか確認しなければ、目的もなく勉強するだけの
無駄な時間を過ごすだけになってしまいます。結構そういう方も多いのではないでしょうか。
 
どんな科目でも目的を持たずに解くだけでは、効率は良くないですし、
地力の底上げにも繋がりづらいですよね。
 
 
では、実際にどんな能力を付けていけばいいのでしょうか。
皆さんも現代文の勉強に必要なものは? と聞かれたときに、何と答えるか
想像してみてください。
 
 
 
いかがでしょうか。ここで"センス"、"感覚"と答えてしまう人は
行き詰っている人ではないかなぁ、と思います。
さすがに、センスなど不要! とまで言うつもりはありませんが、
僕はもっと大切なものが他にあると思っています
(仮にセンスが必要だとしても僕は第6感を鍛えるような術を残念ながら持ち合わせていません)。
 
 
現代文の学習に僕が必要だと思っているもの、それは"知識"です。
"知識"と言えば様々なものがあると思いますが、皆さんはどのようなものが
思い浮かぶでしょうか。
 
 
おそらく、多くの方が"漢字"や"語彙"を連想するのではないでしょうか。
それも大事なものだと僕は思います。
多くの入試問題で、様々な漢字の書き取り、読みや、単語、熟語の意味を
聞いてくる問題が取り上げられています。
 
これらの問題は多くの受験生にとって自信を持って答えられる
貴重な得点源になるので、ここをしっかりとれるかどうかで、
メンタルが左右される人もいると思います。
 
ちなみに、僕はそのタイプのうちの一人でした。
そうでない人でも得点源として大事なところなので、もちろん皆さんはしっかりと
学習済みの範囲ですね(と信じています。やってない人は今からでも間に合うので、
しっかりとやって下さい)
 
 
というわけで、"漢字"や"語彙"は学習済みという前提で書かせていただきます。
 
僕が現代文に必要だと思うものは"様々な専門用語"です。
ここまで引っ張っておいて、結局それって"語彙"じゃないか、と思う方もいらっしゃると思います。
 
確かに、これも"語彙"の一部だとは思いますが、受験で求められる語彙力
とはまた別物だと思っています。
 
例えば、受験問題の選択肢で「ナンセンス」について問う問題があったとします。
 
この問題では、答えとして「意味がない、ばかげている」に類似した選択肢を
選ぶのであって「ナンセンス文学」の意味について聞いていることは
ほぼほぼないと思います
(余談ですがナンセンスを見て「センスが無い」という意味だと思った人は
語彙の学習をもう少しすることお勧めします)。
 
 
つまるところ、受験で求められる語彙力は一般的な"語彙"に関することが多い、
ということです。
 
それとは別に、"専門用語"について多少詳しくなっておいてほしいです。
 
文章を読む際、何の話をしているか把握できている、ということは
大きなアドバンテージになります。
 
例えば、「オフサイド」、「コーナーキック」といった単語を聞いたとき、
知っている人ならばサッカーの話をしている、ということに気づけると思います。
逆に知らなければどのような話をしているのか把握するために
より文章を読まなければいけないわけです。
なので、"専門用語"について多少なりとも知っていないとロスが生じてしまいます。
 
 
ようやく本題に戻ってきますが、その為に必要な勉強法は何かというお話ですが、
僕がオススメしているのは"読書"です。
 
まずは、何でもいいので本を読んでみましょう。
さきほど"専門用語"が必要だ、という記述をしましたが別に詳しく
覚えている必要はありません。
例えば、"モラルハザード"と言われたとき、
「情報の非対称性により非効率な資源配分がなされたり、保険による
保険契約者のリスク偏重行動のこと」
なんて答える必要はありません。
経済の話をしているのかな、と推察するくらいでも十分ですし、
もう少し踏み込めるなら「優遇したせいで問題が発生した」くらいのふんわりとした
認識でも構いません。
 
騙されたと思って、いろんな専門用語に触れてみてください。
これだけでも、現代文の読解力は多少の差こそあれど、しっかりと上がります。
 
 
また、多く本を読むことで同時に文字を読むスピードが上がっていきます。
この辺は英語と似ていますね。
文字を読むスピードが上がると、問題を解くために使える時間が増えて、
より細かく解いていくことが出来るようになります
(ただし、調子に乗りすぎて飛ばし過ぎるとしっかり読み取れず失敗します
というか、したので気を付けましょう)。
 
また、様々な文を読むことで文章構造もしっかり分かるようになってきます。
正直な話、特に評論文などは顕著ですが、文章構造は結構似ているものが多いです。
作者が強調して言いたいところが掴めるようになれば、要約もつかめる
ようになってきます! 皆さん、しっかり本を読んでいきましょう!
 
 
とか言ってはいるものの、本を読むのは慣れてこないとそこそこ時間がかかってしまうし、
そんな余裕無いです! という方もいらっしゃると思います。
 
そんな方には、学校や塾での勉強、または試験などで出てきた文章を
頭に残しておくことをオススメします。あとは、ニュースなどを軽く流すことですね。
 
 
繰り返しになりますが、様々な単語に触れることが現代文の読解力に繋がります。
片手間でもいいので意識だけでもしてみて下さい。
 
最後になりますが、現代文の成績は結構急激に伸びることがあります。
最後まであきらめずに、一緒に頑張っていきましょう!