2022年6月26日日曜日

一人旅の話3

 

旅は道連れ世は情け。道連れのない旅をすると、普段一緒にいてくれる人の情けを痛感しますね。AA内藤です。

 

一人旅の話第三弾。ようやく京都編です。1日目夜から2日目にかけての古都巡り、はじまりはじまり。

 

京都駅に着いた私は、ここまで辿ってきた東海道を昔の人は歩いて移動していたという事実に目を剝きながら夜ご飯に何を食べるか考えていた。

京都駅は広い。

何度か来たことはあったのだが、毎回違うところに出てしまって全く経験を生かせない。ここはどこだろうか。とりあえずご飯を探してレストラン街に足を運ぶ。せっかく京都に来たからには和食を食べたい、と考えてはいたのだがやはり本格的なものは値が張る。一介の女学生が気軽に食べられるものではない。なるべく安くて美味しそうなものはないか目を皿にして探し続け、ようやく見つけた。和風パスタだ。

店の名前は忘れてしまったがお洒落で落ち着いた内装と豊富なメニューに心を惹かれた。一人で入る客は自分くらいだったが今はそんなことも気にしていられない。どこに行っても一人なのだ。

注文した鴨肉とネギのパスタは美味しかった。それはもう、ほんとにマジで美味しかった。このために私は旅をしていたのだ。本気でそう思った。

 

腹も心も満たされた私はホテルに向かった。ホテルでは水をもらった。さて、お気づきだろうか。私は大垣の川下りでアンケートに答えて水をもらい、関ヶ原で大谷吉継ラベルの水を買い、そして今、三本目の水をもらった。ここに手つかずの水が三本ある。

え、これ、明日めっちゃ荷物じゃね?

とにかく水を消費せねば。そう思った私はコンビニに向かい、明日の朝食用にお湯を入れて混ぜるタイプのスープを買った。これでペットボトル半分くらいは使えるだろう。その後は大垣で買ったあんまりおいしくない水餅を夜食にノンビリ過ごした。

 

翌朝。時刻は九時。早起きできたらいいなあ、なんて思っていたが元々睡眠欲が強い私が起きられるはずもなく、ぐだぐだご飯を食べて準備をして、十時頃にホテルを出た。今日はホテルに荷物を預けられるので軽い手荷物だけだ。

古都京都を巡る、と言っても全く無計画である。とりあえず地図を開いてみると、なんと御所が近い。私が泊まったホテルは烏丸通りに面しており、東西で言うとちょうど二条と三条の間くらいだった。御所も近いわけだ。

 

……また長くなってしまった。ので京都巡りは持越し! 次回、御所参内! 絶対見てくれよな‼