2021年12月6日月曜日

家紋の話

皆さん、こんにちは!AAの内藤です。

今日は内藤家の家紋の話をします。

この前法事で父の実家に行ったときのこと……ホワンホワンホワワーン

 

「新しくお墓建てたでね」

久しぶりに会った叔父は、私にそう言いました。

先祖代々の墓はじめじめした寺の裏の墓地にあったのですが、

自分がそこに入るのは嫌だ、と言って先手を打って

明るい共同墓地に新しいお墓を買ったのだそうです。

 

新しいお墓は、海風が心地よく、遠くに富士山も見える素敵な場所にありました。

しかし、私はそれを目にしたときひどく違和感に襲われたのです。

「ねえ、うちの家紋って鷹の羽たがいじゃなかった?」

こっそり耳打ちすると、父も疑問に思っていたようで神妙な顔で頷きました。

お墓に彫ってあるのは、下り藤の紋でした。

 

その後食事の場で叔父に聞いてみると、良く気付いたね、

と笑いながらその訳を話してくれました。

「うちの紋はもともと藤なんだけど、ひいひいおじいちゃんが

ギャンブルに大負けして家が傾いたときに、

家紋が悪いんだっつってお向かいの儲かってた家の紋を真似したらしいんだよ。

なあんでそんなことするかねえ。

だもんだから、新しくするついでに藤に戻したっちゅう訳」

「その藤の紋てのが下り藤だったっちゅうことかね」

父が聞きました。

「いんやあ、調べたら藤だっちゅうのは分かったけどそれが上がり藤なんか

内藤藤なんか下り藤なんかは分からんかったもんだから、

一番スタンダードな下り藤に……」

ええ~~~?????それでいいのか家紋だぞ?????

 

という訳で、今知っている家紋が本物かどうかは誰にも分からないのです。

皆さんのおうちはどうでしょうか?

ぜひ親戚の方に聞いてみてくださいね!