2020年1月14日火曜日

大学入学共通テストの英語試験どうなるのか問題

こんにちは。AAの井上です。
もうすぐ最後のセンター試験が始まりますね。そこで、今回は来年度から実施される大学入学共通テストについて書いていこうと思います。
 
昨年11月、民間試験活用の延期が発表されました。どういうことかというと、英検やTOEFLなどの民間試験の結果を入試に活用できるという制度が導入される予定だったのですが、それが初年度は導入されないということになったということです。
 
なぜ延期されることとなったのでしょうか。それは問題点があまりにも多かったからです。具体的には、
・民間試験の成績を大学がどのように活用するか、対応が大学によってまちまちである点。
・一部の民間試験の採点がいい加減である可能性がある点。
・お金や地理的な条件で不公平になりやすい点。
などが挙げられます。これに加えて萩生田大臣の「身の丈発言」が火に油を注ぐこととなり、延期もやむを得ない状況となってしまいました。
 
それ以外にも、思考力や表現力といった能力を公平に測るというのは非常に難しく、記述式の採点をバイトが行うことへの不信感も拭えていないのが現状です。また高校側が入試制度の変更に上手く対応できるかといった問題も存在しています。
 
一貫しない政策に振り回されてしまっている現状ですが、皆さんにはどんな状況にも対応できる対応力を身に付けていただきたいと思います。その力は本番への強さにも繋がります。まだまだ変更点はあるかもしれませんが、その都度正確な情報収集と解釈を欠かさず行いましょう。
 
まだまだ課題が多く残されている共通テストですが、来年度に何も問題が無く行われることを祈っています。そして、受験生の皆さんにはこれからも平常心で努力を続けてほしいと思っています。