こんにちは、AAの伊藤です!
今日のブログは"化学の勉強法"がテーマ!
ということで、化学の勉強法とか、ちょっとした化学のコツを話そうと思います。
事前情報として、私は受験生の頃、共通テスト・二次試験では化学・物理選択で、
理科が1教科の私大では化学をだいたい選択していました。
大学でも、材料工学を勉強しているので、物理もやりますが化学の方がやや比重重めで勉強しています。
ここから勉強のコツの話をするのですが、まず理論分野!
ここはまず日頃から計算をしましょう。後は計算するだけというところで終わりにして
答えを見て、式があっていればOK!なんていう雑な勉強法はあまり良くありません。
電車の中などで勉強する時は、頭の中で流れを確認して答え合わせをするのはいいですが机に向かって勉強する時にそれをすると、本番素早く計算できなかったり、計算ミスの原因になります。有効数字とかの考え方も身につかないのでやめましょう。
後は、式を書くときも図を書くときも、考えるときから常に単位を意識するといいと思います。
モル質量に何molあるかを掛けたら、質量が何gか分かるなんていう風に暗記していたりしませんか?
モル質量の単位がg/molであることを知っていれば、分子量はモル質量と同じ値で、モル質量はg÷molなのでここにmolを掛けたら、g÷mol×molでgになるのは明らかですよね。
他にも、気体の状態方程式なんかも、気体定数Rの単位を見れば、どういった式になるかは一目瞭然です。
濃度もモル濃度や質量%濃度などいろいろあってややこしいですが、単位に注目すれば定義はパッと分かると思います。
単位として謎なパーセントはper centつまり/100=÷100という意味なので、元の値には100かけることになります。
(質量濃度はg/gで単位が無くなる(無次元量とも言いますね)ので%がつきます。)
こうやって、ただの暗記と思わずに色々考えながら解いていけば習得が早くなります。
勉強法はとにかく解く!共テレベルのそこまで難しくない問題を確実に、瞬殺できれば大体の問題に太刀打ちできると思います。
次に無機分野!
ここはまず、酸化還元や酸化数を完璧にします。
次にイオン化傾向のあたりの知識を完璧にします。
これでだいたいのことは理解できるはずです。
この辺は、ゆっくり考えたら分かる、図で書けば分かる、ではなくて、問題文を読んでいたら何が酸化され何が還元されているかが分かる!くらい完璧になると世界が変わった気がします。
最後に有機分野!
受験生は最後に習う有機分野が苦手な人も多いのではないでしょうか。
私も本当に苦労し、大学で散々勉強して、あの頃の苦労は何だったんだろうと思っています。有機分野の反応機構は大学生で習うので、無機分野のように純粋に酸化還元を考えることは難しいです。触媒が絡む反応はより分からないと思います。
ただ、有機分野で重要なのは炭素の数より官能基!まずは、とにかく官能基別の勉強をしましょう。
そして、どういう反応で官能基を変換できるのか、識別できるのか、これが頭に入れば8割は攻略できると思います。
ここは暗記要素が強いので、ちょこちょこ定期的に勉強しましょう!
問題を解くのも大事ですが、その前に暗記!なのがこの分野な気がします。
マナビスのAAは化学系の人が少なく、質問は即日対応出来ないことが多いですが
テキストやチェックテスト・問題集などの教材を持って質問に来てくれれば、こちらでコピーした上で、紙などに質問を書いてもらって、次に私や化学ができるAAが回答して返却できます。
話たい!という場合はAA紹介のホワイトボードで化学ができる人を探して、掲示しているシフト表で調べて、その時間に来てくれれば対応できます。
謎を謎のまま放置せず、気軽に質問に来て下さい!
勉強法の質問にも答えらます!
化学は生活上の現象などとも密接に関わっていて、勉強していけばこの世界をちょっとだけ理解したような気分になれます。ついでに、この世にどれだけ似非科学が蔓延っているかもわかって少し優越感があります。
とても楽しい教科なので楽しく勉強してください!