こんにちは。AAの内藤です。
今日は2021年7月26日のブログ、「日本近代文学はいいぞ。」の第2弾をやっていきたいと思います。
さて、前回は太宰治と檀一雄の熱海事件を紹介しました。
今回は中原中也と小林秀雄の三角関係をご紹介します。
小林秀雄は、言っていることが難しすぎて多くの高校生を混乱に陥れる『無常ということ』の著者として名高いですね。
個人的には大好きなのですが、受験で出られると少し辛いものがありました……
そんな小林と、詩人中原中也は若い頃から交友関係にありました。
(中也は若くして亡くなってしまいますが)
時には文学についての議論を戦わせ、時には中原が小林の翻訳詩を絶賛し、時には小林が中原の詩を読んで感激し、二人は良い仲間でした。
しかし、中原の恋人である長谷川泰子を巡ってその関係は一変します。
酒癖が悪く、飲むのと手が付けられなくなる中原に愛想をつかした泰子は、なんと小林と関係を持つようになってしまったのです。
「あたし、小林さんとこ行くわ。」
中原は何となくそれを察していたのか、怒ることもなく「そうか」と静かにうなずいたそうです。
いざ引っ越しの日、中原は泰子の荷物を持ってやって、小林の家まで送ったそうです。
何だかよく分からない人ですね。
その後も小林、中原、泰子の3人には様々な出来事が待っているのですが、今日はこの辺で。
気になる方は是非調べてみてください。