2023年10月17日火曜日

理系の国語力

 

 

 

こんにちは!AAの伊藤です。

今日は、フリーテーマということで、最近私が思った理系の国語力がいかに大切かという話をしようと思います。

 

理系に進む人は、国立志望でなければ現代文を勉強することはあまりない人がほとんど。

それに、数式をこねくり回す教科がほとんどなので、国語力を磨く機会があまりないと思います。

 

しかし大学に入ると、多くの理系学部で"実験"があります。

実験は、実験技能を磨くことはもちろんですが、レポートを書く能力を養うためにやっている側面もあり、これでほぼ成績が決まります。

レポートは1週間程度で書かなくてはいけない、他の課題あるのでそんなに悠長に書いてはいられないのですが、うまいレポートを書くには国語力が必須です。

 

方法を違和感なく説明したり、結果や考察で分かったことや考えたことを正確に書いたりするために必要ということは誰もが分かると思います。

ただ、今回私が言いたいのはそこではなく、背景や前書きの部分のことです。

(学部学科によってはないところもあるという噂を聞いたことはありますが)

ネットなどで閲覧できる論文などを見てもらえばわかりますが、レポートや論文にはそういった前書きがあります。

私のところでは、前書きはA4で1ページ(約1400文字)分書くことが定められていて、

その実験テーマの背景となる、日常生活などに結び付けて大枠の部分を書いてから、徐々に専門的かつ実験の本題の部分に近づけるように書いていき、最後に実験の目的を明確に書くように指導されます。

大きいところから徐々に狭めていって実験の核心に近づけていく文章を違和感なく書くのは、結構難しいです。途中で話が飛躍していてもダメですし、参考文献が無いと書けないわけですが、参考文献を真似し過ぎても盗作になってしまうのでダメです。

 

これが本当に大変で、国語力が如実に出ます。かなり可哀そうなくらいに出ます。

ですので、理系だから国語は必要ないと侮っている皆さんは、本当に馬鹿にせずに本を読んだり、語彙や言い回しを増やしたり、きれいな文章に触れる機会を増やしておくことをおすすめします!

そして、誰もに褒められる文章を書けるかっこいい人になりましょう!!