こんにちは、AAの伊藤です。
最近、寒い日が多いですね。
そんな寒い日になると食べたくなるのが、かぼちゃ!
ということで、今日のブログテーマは"かぼちゃ"です。
この時期にかぼちゃといえば、ハロウィンでおなじみのジャック・オー・ランタン(Jack O'Lantern)ですが、あれが何か、皆さんはご存じですか?
これはとある物語に由来しています。
その話の主人公の「ジャック」というズル賢くケチな男は、悪魔をだまして死んだ後も魂を渡さない契約を結びます。しかしその結果、彼は死んだ後、天国にも地獄にも行けなくなってしまいました。行き場を失ったジャックは、暗い闇をさまようことになり、悪魔からもらった小さな火をくり抜いたカブの中に入れ、永遠に地上を彷徨う灯りとして持ち歩くことになりました。
この「迷える魂のランタン」が後にジャック・オー・ランタンとなったといわれています。
ハロウィン自体のルーツは、約2000年前のケルト民族の祭であるサウィン祭(Samhain)とされています。
これは夏の終わりと冬の始まりを告げる行事で、1年の収穫を祝うと同時に、死者の霊を迎える日でもありました。この日の夜、生者の世界と死者の世界の境界が曖昧になり、霊や悪霊が人間の世界を訪れると信じられていたのです。
この日に、人々は霊にいたずらをされないよう仮面をかぶり、火を焚いて身を守りました。
仮面をかぶるというのは、現代の仮装に通じるところがあります。
そして火を焚くときに、先程のジャック・オー・ランタンの伝説に基づいて、カブやビーツのランタンをくり抜いて中にろうそくを灯し、悪霊を追い払うための「ランタン」を作っていました。
そして19世紀になり、アイルランドやスコットランドの移民がアメリカへ渡った際、彼らは同じ風習を続けようとしましたが、アメリカではカブがあまり一般的でなく、代わりに大きくてくり抜きやすいカボチャが豊富に育てられていました。そのため、次第にランタンの素材としてカボチャが主流となったらしいです。
ということで、今日は意外と知らないハロウィンといえばカボチャ、というのはどこから来たのかをお話ししました。
受験生の皆さんはハロウィンなんて、ただの平日という方も多いかもしれませんが、カボチャやちょっとしたお菓子を食べて、少し息抜きをしてみて下さい!