2024年11月26日火曜日

物理の面白さpart38

 

みなさんこんにちは。AAの佐藤です。
今回は、前回に引き続き、私の研究室で行なっていることについて話します!
前回は、天体観測についてでしたが、今回は、そもそもの、天体観測するための機器の作成と耐久性の確認について話します。
我々の研究室では、世界でもトップクラスの精度を誇る半導体検出器の作成に成功しています。精度が良いというものは、他のノイズ(例えば、機器の接触抵抗や観測したいもの以外の物質の寄与)が少ないということです。1年前ほどには、実際に宇宙に作成した検出器を宇宙に飛ばし、データを入手できています。
この半導体検出器は、精度の良さがゆえに、あらゆるところに活用できそうなことが期待されており、もしかしたらがんの高精度の発見にも使える可能性もあります。もしも、本当にがんが発見できてしまえば、ニュースに取り上げられるかと思うので、期待して待っていてください。
また、宇宙に検出器を飛ばすのだが、宇宙には危険な物質がたくさん飛んでいます。そんな環境下では、しっかりとしたものでないと壊れてしまう恐れがあります。そこで、我々は、宇宙の環境下に似たような環境を作成し、検出器が宇宙でどれだけ活動し続けることができるか測定もしています。

前回の天体観測、今回の半導体検出器の作成、耐久性の確認以外にも色々と行っていますが、詳細なことが聞きたければ、お気軽にお声掛けください。
また、今の理系の需要としては、情報と半導体だと感じています。情報については需要が高いことはご存知かと思いますが、半導体は聞いたことがなかった人が多いのではないでしょうか?将来、半導体を用いたものに変わるものの増えていき、半導体が主流の時代がすぐにやってくることでしょう。大学選びの参考にもなればと思います。